今回は、エクトンの個人セッションより「エゴ」についてです。
(エクトンについては→コチラ)
エゴについては、特にニューエイジの世界においても、色々な方が色々なことをおっしゃっているのではないかと思います。
言葉というものを観察していくと、同じ言葉を使っていても全く別のことを言っていたり、違う表現でも極めて似ていたりすることもあります。
何をもってエゴというかもそれぞれ異なるかもしれませんが、自分がちょっと迷った経験の一つとして書いてみたいと思います。
2009年、エクトンにカウンセリングをする上でのアドバイスをもらったときに「どんなツールを使ったとしても必ず起こることは、あなたやあなたが話をしている人たちのガイドやティーチャー、そして無限で多次元の宇宙からの知識やインフォメーションがあなたを通して表現されるということです。あなたはそのコミュニケーションを行なうひとりなのです」と言われたのですが、それでも、もしも間違ったことや無意識的にエゴイスティックなことを言ってしまったらどうしよう、という不安があって聞いた話になります。(訳は私です)
(※「私」や「自分」というものをたどっていくと、どこまでが自分でどこまでが自分じゃないかという区別はなかなか難しいところがあり、チャネリングも深い部分で色々なものが混じり合うからできるという側面があると思いますが、一応ここで「私」として話しているのは、この世界での個としての責任を持っている「私」です)
エクトン:
まず初めに、もしあなたにエゴがなければあなたは体を持っていません。それはいいですね?
あなたのエゴが、他の存在との違いをあなたが経験できるようにさせてくれています。
もしもあなたがエゴを持っていなければ、あなたは他の一つの細胞の生き物と一緒に混ざり合い泳ぐ一つの細胞の生き物のようなものです。
あなたのエゴはあなたが自分を( Shino )として紹介し、コミュニケーションできるようにしているのですから、エゴを恐れる考えを手放してください。
あなたのエゴを怖がることは全くありません。
もしもあなたが高慢になったり、人々があなたを乗せようとする玉座に引かれたりしたら、いつかあなたはそこから転がり落ちるでしょう。
あなたの関係が他の人と適切な均衡を保っていないとき、自然にそれを修正するメカニズムが働きます。
もしもあなたが他の人よりも自分を優れていると思ったり、他の人があなたより劣るなどと考えたりしたら、そこには均衡の問題を正すための自然な形の修正があるでしょう。
しかし、友よ、私たちは何回も話をしています。
私はあなたが間違ったことを言ったり、エゴトリップに入ってしまったりする問題を感じません。
私が感じるところによると、あなたは間違えることやエゴに対する恐れを使って、自分を前に進ませないようにしています。
あなたは失敗よりも、ある種の成功を恐れているのです。
……と続いていきます。
ワークショップなどで私もたびたび耳にしているのですが、エクトン(リチャードも)は「自分が白いローブを着て皆さんの前に立ったら一目散に逃げてください」というような表現を使って、存在としての対等な関係がいかに重要であるかを頻繁に話しています。
—エクトン—
もしも玉座にまつりあげられたならば、いずれそれをした人たちの手によって、そこから落とされることになるから、そのような可能性があるときには急いでそこから降りてください。相手の人の目をきちんと見て、自分たちが対等な存在であることを言うのです。
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このようなことは、いわゆる宗教で見て取られることが多いように思いますが、存在の根幹をなす対等さが崩れたときに起こる自然な形の修正は、あらゆる関係において言えると思います。
さて、セッションにおいて、私が絶対に間違ったことを言わないと(正しい / 正しくないも、何に沿ってかによって文脈は変わりますが)宣言するほうがある意味危ないと思うのですが、感じることをお伝えしていきますので響く部分だけを受け取っていただければと思います。
ただ、これは最初から自分が心がけていることですが「自分はお仕事として、特にお金をもらうカウンセリングにおいて、相手の人に自分のことを好きになってもらったり、評価してもらったりすることを目的にはしない」ということを大切に、忘れないでいようと思っています。
もちろん、できるだけ話しやすい雰囲気、ご自身を見つめるのに安全・安心な場を提供させていただきたいと思いますし、クライアントの方と友好的に関われたら嬉しいのですが、基本的に、セッションの時間はいらしてくださる方のためにあるものであって、そこでただただ自分の存在意義のようなものを見いだそうとするのは、何かがズレていってしまう気がします。
そして、そういう気持ちが入るほど、起こるべくして起こることを妨げるような気がします。
この点に関しては、心理的な側面を扱う人間として、注意深くありたいと思っています。
そして、エクトンからこの後にもらった言葉は、特に今似たようなことを感じている人にも響くのではないかと思うので公開しますが、このように続きます。
エクトン:
友よ、あなたはこの地球規模の変化の中で仕事をしたいと思っています。
あなたはそれをすることもできるし、恐怖に浸っていることもできます。
それはあなたの選択です。
宇宙は、あなたの恐怖について判断を下したり、批判をしたりすることはありません。
宇宙はあなたに無理強いしません。
私もあなたに無理強いしません。
宇宙は、あなたを無理には押さないのです。
私たちはあなたの選択能力を尊重します。
願わくば、あなたが自分自身の選択能力を尊重し引き受けることです。
そして、良いと感じるときに、あなたは世界に出るでしょう。