イベント出展を続けて思うこと

今回はイベント出展について書いてみたいと思います。
イベントは色々な方との出会いがあるので参加をしているのですが、ここ数年出展を続けて思ったことをまとめてみました。
お客様の中にも「これから出展してみたい」という方が時々いらっしゃいますので、参考にしていただければと思います。
また、こういったことにご興味がない方には「こんな意識でやっています」というご紹介になりましたら幸いです。

イベント出展に必要なもの
サービス・技術……(お店だったら商品でしょうか)これはそれぞれの世界があると思いますので、細かく触れませんが言わずもがなです。また、自分にとってはかなり自然にできることが喜ばれたり、必要とされるようなこともあるかもしれませんし、提供しているうちにどのようなニーズがあるかにより気がつくこともあると思います。
宣伝文句……自分がどのような人を対象に、どういったサービスができるか(しないか)を明確にすること。また、出展の案内も含めて、SNS等で自分のサービスの詳細を知ってもらうのも効果的だと思います。
備品……3次元的な小物、(看板やチラシ、名刺、テーブルクロス等)
自分のあり方・調子
基本的に自分のあり方によってそれと引き合う方がやってきます。そして、セラピストも人間ですので色々なとき・ことがあるのは自然だと思いますが、少なくとも自分が全く向き合おうとしていないようなことがあるようなときには(解決しているかというより、無視しようとしていないかが大事なように感じます)それが空気感として伝わってしまうこともあると思いますので、自分を振り返るのも大切だと感じます。
その場と自分が合っているか……場慣れというようなものもありますが、もしもあまりにもしっくりしない場合には、その場のコンセプト・方向性のようなものと合わない可能性もあるかもしれません。(※ただ自分と全く同じ人はいないので、迷う際には自分が望んでいるものや、割り切れることを確認してみるといいと思います)

他の出展者の方について
イベントはお客様だけに限らず、他の出展者の方々と顔を合わせる場でもあります。皆それぞれの信条やツールがあると思いますが、時々「自分とは違うやり方が気になる」という声を耳にすることもあります。
その場合、基本的に自分に集中するとその思いにあまり振り回されなくなると思います。そして、どの分野でも自分とは異なる考え方の人は幾らでも出てきますし、さらに人はどんどん変わっていったりもします。
もしもどなたかを見て何かを感じるときには、自分の中の大切なものに触れている可能性もありますが、全ての人が(お客様も他の出展者の方々も、もちろん自分も含めて)それぞれの道を進んでいる(色々な経験をしている)という視点を持つと楽になるかもしれません。
また、同業の方たちとどのように関わるかはそれぞれだと思いますが、個人的には押し付け合ったりすることがなければツールは違ってもいいと思いますし、できる範囲で楽しくお話すればいいのではないかと思います。
また、プライベートでも仲良くできる方たちとの出会いがあることもあります☆

お客様の数
さらに「同じようなことをしている人たちがずらりと並んでいると、自分が売れている / 売れていないが気になる」というお悩みを聞くこともあります。でも、中には提供するものの価値をしっかり見ようとしてくださる方もいらっしゃいますし、本当に必要としてくださるお客様にフォーカスしていく方がいいと思います。
またあまりお客様と出会えないようなときでも、極少人数の方が「とても響きました」とおっしゃってくださることもありますし、そういう意味においても数だけでは簡単に割り出すことのできない世界だと思います。

また時々「リピーターがくる集客術」というような売り文句を見かけることもありますが、セラピーやカウンセリングは、リピーター率だけでは成功を測れないものですよね。^^
その方の流れやタイミングもありますが、今必要なことを一言・一度だけで吸収する方もいらっしゃれば、後から響く可能性も、数回にわたってじっくり取り入れていかれる方もいらっしゃいます。

お客様との付き合い方
(提供するセッションの種類等にも寄ると思いますし、お客様との関係はセラピストそれぞれのスタンスがあると思いますが)私の場合を例に挙げてみますと、セッション後のお客様はこと細かく追わず、また私個人をあまり盲目的に追われることがないよう意識しています。
実体験なのですが、私はこの活動を始めた初期に、友人とお客さんの間のような人に個人セッションをした後「何だか体がこっちに行きたがっているな~」という感じで歩いていったら “とある行き止まりの場所” に着いてしまい、わけがわからずそのまま戻ったのですが、後日その話をしたら「そこ、私が前住んでいた場所……」と言われたことがありました。特にセッションではエネルギーが重なるところがあるので起きたことだったと思いますが、(個として存在する限り、私とは違う人・それぞれの世界があるわけですので)振り返ると結構失礼だったとも感じます。そのようなこともあって、現在は明確な許可をいただいたセッションという枠の後は、意識的にそのゾーンから出るようにしています。
またセッションでは非常にプライベートな内容に触れることもありますが、その時間にまとめてお伝えしたポイント(録音可)をどのように取り入れて活用するか・しないかは、ご自身が決めていくのが一番大事だと思いますので、日常的に(SNS等を用いて)そのお話を聞き続けるということは基本的にしておりません。……というと、何だかさっぱりしているように見えるかもしれませんが、セッション後は、お客様ご自身の選択と創造性を大切に、全体的にその方がその方らしく幸せであるといいと願っています。^^
またご連絡先を伺った方には、ワークショップ等を行うときにお知らせをお送りしたりもしていますので、ご興味やお悩みがあるときにお話できればと思っています。

というような感じで、今回はイベント出展について書いてみました☆

今まで色々なイベントに出てみましたが、主催の方たちもさまざまな趣向を凝らしていらっしゃるのを感じますし、ご縁をいただくことも多いので有難く思っています。
また、イベント自体も波がありますが、どのような場でも何かしらの勉強になったり、他の出展者の方とお話する機会が持てたりすることが殆どです。

そしてこのような活動に限らずだと思いますが、何かをしているとさまざまな状態・流れがあるのを実感しています。
大きな波も、小さな波もただただそれを自己価値のようなものに置き換えていくのではなく、本当に大切なこと(いらしてくださる方にその瞬間100%以上向き合っていくこと)にフォーカスし続けていきたいと思っています。

志野