今回のテーマは「嫌われる勇気」ではなく、「動かない勇気」です!
(これは今世間を騒がせているコロナウィルスに関してだけではなく、生きる上でのスキルの一つとしても大事なものだと思います)
行動力がもてはやされる中、敢えて逆を唱えるようですが、先に補足をしておきますと、これも場合によっては、です。
そして正確に言いますと、大切なのは「動くときと、動かないときを見極めること」だと思います。
なぜならば、私たちが何かをする / しないとき、そこには必ず結果というものがやってきます。
そして、この世界には総じて “動きすぎの人” も “動かなすぎ” の人もいると思うのですが、それぞれにはそれぞれの結果というものがついてきます。
よくビジネス本などでは、「すぐに動く・とにかく動くこと」が奨励されていますが(←やりたいけれど尻込みをしてしまう人の背中を押すには効果的かもしれませんが!)一番の目的はすぐに動くことではなく、「望ましい結果を得ること」(自分が本質的に何を求めているかを知っている必要もあります)ですよね。
また、基本的に動いて成功している人は、うまくいかなかったときにはそこから何かを学んで次に活かしているのだと思います。
あまりにも腰が重くなってしまったという方は、過去記事「右の扉を叩くと、左の扉が開くかもしれない宇宙」も参考にしていただければと思いますが、今回は特に「動かないこと」に注目していきたいと思います。
動かないことを選んだ場合
時には、何も進んでいない感じがしたり、すぐに結果が出ないことに焦ったりして、その時間を越えていくのが実際に動くことよりも大変で、勇気や信念が必要になるかもしれません。
情報収集をしたり、機が熟すのを待っていたりするようなときには、何かのゲームをしながらじっとしている感じがするかもしれません。
動くことを選んだ場合
それに関してさらに色々なものがついて回りますが、それらを引き受ける心構えも必要になってくると思います。
実現化の喜びを感じるだけではなく、思わぬ結果、疲労、たくさんの後片付けを要することもあるでしょう。
「失敗してはいけない」といった決まりがあるわけではありませんが、自分の選択の結果まで引き受ける意識を持っていないと、思い通りにならなかったときに、安易に「○○のせい」にして諦めたり、再び似たようなことを繰り返してしまったりするかもしれません。
また、ワクワクすることをやるのも賞賛されますが、(ワクワクと言えばスピリチュアル業界ではエササニ星のバシャールが有名で、私も昔関わっていたことがあるのですが)自分を顧みたり色々観察していたりして思うのは、自分の魂が喜ぶワクワクと、その場における衝動は結構違うということです。
たとえば、隣の席に座っている人のお皿に乗ったものがどんなに美味しそうに見えたとしても、その瞬間、それに手を伸ばして食べてしまうのは適切でしょうか。(←「それっていつでも全然ありじゃない!?」と思われたとしたら、「子供の意識」が隠れている・使っている可能性があります)
上記は割と分かりやすい例ではないかと思いますが、特に自分が明らかに他者を巻き込みそうなことをするときには、動く前にその影響力を想定しておくのは大事なことです。
自分の衝動をワクワクとして置き換えて強引に事を進めたり、関わる人の意向を無視したりすると、一見綺麗な形にまとめることができたとしても、不自然なことをした結果がゆくゆく返ってきたりするでしょう。
(このケースは、YouTube「失敗をしてしまった!」と思った時の見直すポイントの、③の枠組みに入るかと思います)
もしも「余計な事をしたり、不自然に事を運んだりしようとしていた……」と気がついたときには、その都度改めていけばいいと思いますが、あまりにも強引に動く癖がついてしまっているときには、根底に「絶対に○○でなければいけない」「とにかく~を避けたい」といった恐れが潜んでいるかもしれません。
(丁寧に見ていくと、ご自分が思っているよりも、それは絶対に○○ではなくても大丈夫かもしれませんし、また衝動に身を任せないでも済む他の方法が見つかるかもしれません)
そして、その人の選択傾向というものが、その方の人生に多大な影響をもたらしますので、自分の選択傾向の根底にあった恐れを手放していくと、人生の流れ自体が変化していくこともあるでしょう。
今、世の中が大きく変わろうとしています。
その中では、「とにかく動いて、できるだけ早く、たくさんのものを作りあげるのが勝者」というような価値観も見直されていくと思います。
「今までの形が変わることを怖い」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この時期に自分にとって不自然なことを少しずつ見直したり手放していったりすると、結果的にベストだと言えるような(時に思いがけない)形に収まっていくものもたくさんあると思います。
(ご自分を一緒に見ていくお手伝いをすることもできますので、ご希望がありましたらご連絡ください。安全な変容の場を提供いたします。 →セッションのお申し込み・料金 ※2020年の5、6月現在は、特別なスカイプセッションも行っております。また、「コロナウィルスに関して、この時期の過ごし方」 という記事もUPしていますので、ご興味がありましたらそちらも参考にしていただければと思います)
この先、今までとは形が変わる物事があったとしても、私たちの本質や才能は消えない。
大きな流れの中で自然との調和を忘れなければ(あまり不自然なことをし続けなければ)すぐにではなくても形は後からついてくる、その可能性に目を向けることを忘れないでいましょう!
志野