(今回の記事は数年前に書いてそのままにしておいたものですが、少し前にこのお店に行き、思い出してのUPとなります!^^)
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「愛のクリーニング屋さん」なんてタイトルをつけてみたのだけれど
行くと必ずといっていいほど癒されてしまうクリーニング屋さんがある。
うちからは少し離れているので、気が向いたらとか、その近辺に用事があるときに利用するところなのだけれど
先日久しぶりに行ったら、やっぱり癒されました。
そこにいる、おばさんがすごいのである。
ものすごく普通にとても優しい。
「今日は風が強かったでしょう!?」とか「寒い中お待たせしちゃってごめんなさいね」とか
「あら、これ素敵なスカートね」とか「このマフラー、綺麗な色ね」とか「スタンプおまけで押しておくわね」等々
いつもいつも普通の親切を、これでもかというほどしてくれる。
それも全く営業という感じではなくて、媚も嫌味もなく無条件に優しい。
人にはそれぞれの愛情表現があると思うけれど
この人は何だか万人の中にいそうな理想のお母さんみたいだなぁ、と思う。
かなり疲れているときに、そんなふうに迎えてくれたおばさんと接していたら
思わず泣きそうになってしまったことまであった。
おばさんはきっと自分がものすごく優しいことに、気がついてもいないんじゃないかな、と思う。
たとえ、もしも何処かに「いい人でいよう」という思いがあったとしても
それは相手に好かれるためとか、お店に来てもらおうとか、そういう感じではなくて
「ただ自分がそうしたいから」かもしれないと思う。
そしておばさんからは「遅くてごめんなさいね」とか「今すぐやるわね」というような言葉も出てくる。
間違えないように、ゆっくりレジを押しながら。
そんなおばさんに「いえいえ、ゆっくりでいいです。急いでいませんから」と言いながら
私はそのちょっとしたやり取りにさえ、とてもあたたかな気持ちになる。
この人は、もしも困っていたら深い事情を話さなくても「あらあら、大変だったわね」と無条件に受け入れてくれたり
「いいことがあったんです!」と言ったら「あら、よかったわね」という言葉を自然にかけてくれたりしそうな人だ。
(というのは私の勝手な妄想で、あくまでも普通のクリーニング屋さんなんですけどね。笑)
以前、おばさんの優しさにじ~んとしているうちに
「いつもありがとうございます。ここに来ると何だかほっとするんです」と思わず言ってしまったら
おばさんはきょとんとして「あらまあ、そんなそんな」と笑いながら、かごの中の飴を勧めてくれた。^^
本当にこの人には頭が下がる。
小難しい理屈よりも、こういった優しさをただ求めている人はきっとたくさんいるのだろう。
こういう人が増えると世界が平和になりそう、なんて思いながら私は帰りの自転車に乗る。
パワースポットは意外と身近なところにもあったりするものだ。
志野