話すことと書くことについて ( ② 書くことについて)

前回の、話すことと書くことについて ( ① 話すこと…人前で話すことや、あがりについても ) に引き続き、今回は「書くことについて」を書いていきたいと思います。

これに関してですが、私は本気になると結構時間がかかります。

特に「テーマ」があるようなものに関しては、長々と推敲していることも多々ありますし、場合によっては途中で何か月も放置して、たまに開いてちょっと違う目線で確認してみたりもします。

実はもともと、話すことより書く方面に関心がありました。

チャネリングを用いた対面セッションや誘導瞑想等は「精神世界に意識的に関わる中で、やってみたら意外と簡単にできてしまった&基本的に喜ばれることが多く、且つ自分も色々な人・存在たちとダイレクトに交流する喜びを感じられる」という活動なのですが
書くことに関しては、たとえるならば一枚の絵を描いたり、一曲作ったりするような(かなり細かい調整が必要だったり、時に産みの苦しみもある)創作活動のように感じています。

そして私は「生きることに関して考察を続けるのが趣味」みたいなところが昔からあり、どちらにも共通しているのはその部分だと思っています。

ところで私は学生の時に詩の創作の授業をとっていたことがあったのですが、その先生が優しくも厳しい先生で
「いいか皆、自分の感情をただ書き出すのが詩だと思っていたらそれは違うんだよ!それは自慰と同じだ!」
と言っていて、かなりのインパクトと共に今でも心に残っています。^^

もちろんその核に情熱がないと、単なる技巧や美辞麗句になってしまうと思うのですが
「ただ思いのままをぶつけるだけが詩や芸術になるとは限らないんだよ!」というメッセージは、若い私に結構響きました。

(「~と言う先生がいたんだよね」と最近友人に話していたら
「でもその先生のその表現は、すごくストレートだよね。矛盾していて面白い」
と友人はケラケラ笑って「そういえば、確かに!」と一緒に笑ったのですが
どのような表現が響くかは、時と場合によってですね、きっと。^^)

さらに、文章とそれを発する人というのは、実際に対面すると違いがあることも多くて面白いなぁ、と思うのですが
素敵な文章を書く人と顔を合わせたとき、その人が人をぞんざいに扱ったり、相手の反応を全く見ないで話し続けたりして残念だった…… (><)という経験もあるので
(もちろん人間だから気分も含めて色々なときがあるとは思うのですが)
基本的に目の前にいる方をちゃんと見るとか、そういうところはできるだけ自分も気をつけていきたいな、と思っています。

(自覚があるのですが、多分私は実際にお話をするよりも文章の方がより真面目で細かいです。お会いしたらもっとフランクだったり、面白がりだったりする部分が出てくると思います。ここら辺は、同じようなことを前にも書いた記憶がありますが……。^^)

また、この活動を始めた初期には個人的な事情でしばらく実質的なセッションをお休みしていたときもあったのですが、ちょうどその頃、精神世界に関わることについて、「自分の言うことが絶対的に正しいと言えるか」「正しい表現ができているか」ということがすごく気になって、しばらく文章がすらすら書けなくなってしまったこともありました。

このブログでも、当時の自分の文章を振り返ると妙に硬いなぁ、と感じる時期があるのですが、もともと書くことが好きな私にとってそれはとても辛い時間でした。

でも振り返ると、今はその期間があってよかったと思っています。

言葉では体系立てられない宇宙というものも随分意識しましたし、最終的に「どんなことであれ、絶対的な真理として掲げて人に強制し始めたらそれはもう狂信的な宗教と変わらなくなってしまう。私は自分の感じることや感覚的なものをその時々にできるだけ表現していって、役に立つ分を受けとってもらえればそれでいい」というスタンスがはっきりしました。

ちなみに、そんな葛藤を経てカウンセリングについて書いたものがコチラです。↓
(現在は外していますが、HPに載せていました。せっかくだからと引っ張り出してきたのですが、今でもこれを基本として自分の活動について説明をすることがあります。※HPリニューアルに伴い推敲&復活させています。2023年追記


スピリチュアリティがベースのカウンセリング

カウンセリングにはたくさんの手法がありますが、私のカウンセリングはスピリチュアリティがベースのカウンセリングです。
スピリチュアルとは一体何でしょう?
スピリチュアルという言葉は、「精神的な」とか「霊的な」などと訳されたりしていますが、私は色々な方が色々なスピリチュアルについて話をしているのは自然なことだと感じています。
私は、自分が思うところのスピリチュアルとこれを読んでくださっている方のスピリチュアルが違っていても全く構いません。
また、本当に大事なことをいわゆる神秘的だったり、宗教的・専門的な言葉を用いたりせずに表現なさっている方もたくさんいらっしゃると思いますし、大切なのは、それがどれだけ自分の琴線に触れるかや、取り入れることによって人生の質が豊かになるか、より愛情深い目でこの世界と自分自身を見られるか……etc.だと思っています。
セッションで私がお伝えしたいことの根本は、「ご自分自身(の力)を信じて(思い出して)ください」というものです。
いらしてくださった方が、ご自分の中にある真実や信頼感に触れられるようお手伝いします。


このように、話すことと書くことについて触れてきましたが、「言葉」というものはとても興味深いものだと思います。

同じ言葉を用いていても、どのような意図でどのくらいの重みでそれを使っているかは人によって異なったりもしますし
また、言葉には伝達の要素があるので、受け取る対象によってもその意が変わることもあります。
(そしてそれを用いる双方自体が、それぞれ変わっていったりもします!)

私はこれからも言葉に対して色々な形で関わり続けていきたいな、と思うのですが
書くことに関しては、今は時間がかかることがあっても楽しいですし、まだまだ書いてみたいテーマが幾つもあります。
(もう少しペースを上げられたらいいな、とは思っていますが。^^)

ということで、長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました。
ブログ(特にエッセイ!)はポツポツ更新ですが、よろしければ時々遊びにきてください☆

他の媒体のことももう一度載せておきますが、個人セッションやカップルカウンセリングについては 「ブルーミングツリー」

FBページ「ブルーミングツリー」では、主に活動のお知らせと写真を多めに出しています。
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(また、まだ始めていませんが、実は twitter にも少し関心があります。^^)

また、ご興味がありましたらセッションやワークショップ等にぜひお越しください☆
インターネットだけではなく、直接お会いして交流するのも楽しみにしています!!

志野