話すことと書くことについて ( ① 話すこと…人前で話すことや、あがりについても )

先日の7/14は、名古屋のHear Festa でした。
色々な楽しい出会いもあり、足を延ばしてよかったな、と思いました。^^

セッションをさせていただいたり、セミナーにご参加くださったり、交流をさせていただいた皆様、そして応援してくださった方々、ありがとうございました☆

会場のセミナースペースにはパーテーションがなく、ざわざわしている中、用意していた誘導瞑想をするのが難しいかなと最初は思ったのですが、お話をさせていただいているうちに集中した場ができあがってきた感じがしたので、そのまま続けさせていただいたら、皆さん意外と大丈夫そうでした。

そして、今回は通常の瞑誘導想に加え、この度災害に遭われた方たちや場所にまで皆で光を送らせていただきました。
被災されていらっしゃる方々、この場でも改めてお見舞いを申し上げます。

さて、今回は話すことと書くことについて、書いてみようと思いました。

まずは話すことについて。

ワークショップやイベント等でお話させていただくことも増えてきましたが、そのプロセスを種明かししてみます。^^  

講演など、人前でお話をさせていただく際には、最初に「今回はこれをお伝えしたい!」というテーマがあるのですが、準備ではさらに細かくしたトピックを幾つか作り、それに沿って内容を詰めていきます。

具体的な作業としては、ヴォイスレコーダーを片手に言いたいことをどんどん吹き込んでいきます。
そして何回かそれを聞き返して、説明を付け加えた方がいいところや省いた方がいいところ・時間配分を考えながら練り上げていきます。
(という作業を、できるだけ自分の気持ちのピークをイベントに合わせられるよう進めていきます)

さらに “エネルギー” に関してですが、開催が決まるとしばらく前からその場所を光で包んだり、「このバイブレーションに響く方、どうぞお越しください」等と、いらっしゃる可能性のある方々にまとめてエネルギーを送ったりするようなこともしています。
(&ここでは端折ってしまいますが、エネルギーだけではなく通常の宣伝等も大切です!^^)

そして数日前からはさらにフォーカスして、内容も含めていらっしゃる方々やその場にチューニングをしていきます。
当日は、その場に合わせて内容をつけ加えたり、変更したりと臨機応変に。

時々セミナーで「心の中を読まれた感じがする」と言われることがあるのですが、具体的に「○○さんを読もう!」と意識しているというよりは、いらっしゃる方たちの傾向に大きな流れの中で同調している感があります。
(こちらの提供するものに興味を持っていらっしゃるということは、お互いに引き合ってその場を一緒に作っているという見方もできるかもしれませんが。^^)

また、最近イベントでお話していると「そうやって人前で話すのって、緊張しないんですか?」と聞かれることもあるのですが、まだまだ緊張しますよ(笑)。

特に蓋を開けてみないとどんな感じになるかがわからない・不特定多数の方が集まるような場所でお話をさせていただくときには、そのような機会を手にする有難さとともに、「やる!」と決めたら「“クライマックスが来るまでは降りられないジェットコースター”に乗ってしまった」みたいな気持ちになることもあります。^^

5年位前にイベントで「セミナーをやってみませんか?」と初めてお話をいただいたときには、ドキドキして当日の朝気分がわるくなりかけたり、駅のお手洗いでヴォイスレコーダーを水没させてしまったり……の思い出もあります(笑)。

実は昔、私はあがり症で困っていたことがあるのです。
高校生のときには、試験になると手が震えてしまうことがあって、「またあのゾーンに入っちゃったらどうしよう…… (><) 」と悩んでいた時期もありました。

(ちなみに私の兄は、「どんな状況でも解ける問題は解けるし、解けないものは解けない。答案用紙に向かえば家だろうが、学校だろうが一緒!」という人で、すごく羨ましかったです。
私はムラがある分調子がよければ普段できないことまでなぜだかできてしまったり、色々な意味でエネルギーが通りやすいところがあったりするのですが、当時はそんな自分とどう付き合っていいのかすらわかっていませんでした。
兄は母に「ああいうタイプには『これを飲むと大丈夫!』と言って、メリケン粉とかを飲ませるといいのではないか」と密かに助言していたそう……、鋭い。^^
その後、小麦粉は飲みませんでしたが、母親が買ってきた漢方薬を飲んでいたこともあります )

そんな私が当時とシチエーションは違えど、人前で話すという緊張が起こりやすいような場面でよくやっているなと思ったりすることもあるのですが(^^)、なぜこのような活動をしているかというと、やはりお伝えしたいことがあるからです。

特に痛ましい事件などを目や耳にすると、今自分にできることをもっとがんばろうと思います。
まだまだ直接触れられないこともたくさんありますが、自分がしていることがめぐりめぐって全体や何かにつながればいいな、と思っています。

そして緊張やあがりに関しては、準備と慣れがポイントだと思っています。

準備に関しては、シミュレーションやエネルギーワークも含めて、不安があったらその分きちんとすること。
(私は最初の頃、万が一言葉に詰まってしまった場合には読み上げようと、録音した内容をそのまま書き起こして持っていったりしていたのですが、今は要所要所を書き留めたものを一応携帯していって、直前にさっと目を通したりしています。&基本的に概要がしっかりしていると、本番で多少ズレたり結構脱線しても大丈夫な感があります ← 何でもそうかもしれませんね。^^)

そして、慣れに関しては、何回もやっているうちに自分が作り出す場の雰囲気というものがわかってきたので、今は「あれを目指せばいいのね!」という感じがあります。

さらに事前に何となくナーバスになったり、ごちゃごちゃ考え始めてしまったりしたら、自分自身がどうのというより、どういった方にどんなことを伝えていきたいのか、という基本に返るようにしています。

また、たくさんの方がご興味を持っていらしてくださるとそれはそれでとても嬉しいのですが、たとえ極少人数も大人数でも、頭数ではなくて本当にお役に立てそうな方、響く方たちにお伝えしようと、何度でも自分の意識をそこにフォーカスしていきます。

という感じで、最近は人前で話をしているうちに自分自身も面白くなってきたり、特に誘導瞑想時には一緒に気持ちよくなっていたりすることが殆どなのですが、それでも「今私、腕にかすかに震動を感じている!」と思いながらお話しているようなときもたま~にあります。^^
 
でも、後からいらしてくださった方に「実はちょっと緊張していました」と言うと、「全然わかりませんでした」「大丈夫そうに見えました」と返ってきたりするので、他の方は意外と気がつかないということもわかってきました。

&少しでもお役に立てるか&大事なことがきちんと伝わるかが一番大切ですので、お客さんにとっては私が多少あがっているかどうかは究極的には問題ではない!と言い切ってしまえるかもしれません(笑)。
……ただ、そうであったとしても、あまりにもあがってしまうような場合には心地がわるいと思いますが、あがったときにはそんな自分を責めないことがとても大切です。
(今回あがりについて触れてみたら、もしかするとそれで悩んでいらっしゃる方のお役に立つかもしれないと思い始めたので細く書いています!)

そして、昔あがりで大変だった経験からもわかっているのは、震えてしまうような極度の緊張状態は実際には何分も続かないのが殆どだということ(たとえすごく長く感じたとしても)です。ですので、「うわ~、今あがっている」という感じがきても、上記にあげたように中断せずにそのまま続けていると、そのゾーンからいつの間にか抜けていることが多いです。
(「あがってしまうんです!」という方、私もこんなことができていますので、色々簡単にあきらめないでくださいね。^^)

ということで、話すこと、特に人前で話すことに関しては、大体このような裏話があるのですが、こうして作りあげたものを受けてくださった方たちの中には、「内容がよかった」と喜んでくださったり、また時々「声が好きです」「志野さんの声を聞くと安心します」等とおっしゃってくださる方たちもいたりして、そんなときには「セラピスト冥利に尽きる」とじ~んとしてしまいます☆

私自身、お耳を傾けてくださる方・受け取ってくださる方がいらっしゃるが故にお話をする場を持つことができますので、少しでもご興味がある場合には、ぜひセミナーやワークショップお越しくださいね!
(↑と、宣伝をしながら締めさせていただきます。^^)

さて、次は「書くことについて」を書きたいと思ったのですが、すごく長くなってきましたので、このブログで初めて次回に続くにしてみたいと思います。

ご興味のある方、今しばらくお待ちくださいませ。^^